「1月1週」と地蔵について
産駒の能力確定タイミングについては
生まれる直前の12月4週~1月1週になる間だろうな、と
割と早い時期に検証して分かっていたのですが、
地蔵が建設できてからしばらく疑問に思っていた点を検証してみました。
「1月1週になったところでソフトリセットして
自動セーブされた1月1週のデータをロードすると
地蔵に祈りに行くかどうか聞かれるところから始まるけど、
能力確定と性別確定は同時じゃないの?」
■検証内容
1月1週自動セーブ(受胎した繁殖×7頭)のデータを準備し、
①ロード→お賽銭なし
②ロード→牡地蔵
③ロード→牝地蔵
の後、コメントチェック
■結果
①②③すべてにおいて
それぞれの繁殖牝馬から生まれる性別、コメント、入厩OK時期が一致
コメントについては、前回検証した5月以前入厩の馬のコメントが隠れる事象はありましたが
同じ馬と見て間違いないかと思います。
ここからわかることは
まず能力が確定するのは12月4週~1月1週になる瞬間で間違いなさそう。
性別については
(1)能力が確定すると同時に性別が一時的に決定及び保留され、
保留されたものを地蔵で変更ができる。
ソフトがリセットされると、その時点で保留されていたものが確定される。
(2)効力が働く地蔵の賽銭タイミングは
受胎後ではなく種付け前である
のどちらかでしょうか。
体感的に受胎後のお賽銭で効果は出ているような気はしているので(1)かな?と思いますが、
実際に数えたりはしていないので、(2)の可能性もある…?
1月1週になった瞬間に①②③の3通りの能力が振り分けられている線も考えましたが
今回の結果からそれは無さそうですね。
コメントに関する検証
前回立てた仮説についての検証を行ったので
結果を記録しておきます。
┏━■仮説①②━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 〇回のコメント機会に対し、 ┃
┃ 10種類のコメントのタイミングが割り振られる ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
を検証
8頭の1歳馬を準備し、8/1にセーブ・コピーし、コメントチェックを10回試行しました。
▼以下結果
コメントの欠落が見られたのは、4月入厩OKの"C"だけという結果になりました。
「最終コメント」というのは、「そのセットで意味のあるコメントが出た最後の週」です。
こちらは一番遅くとも5月1週という結果になりました。
上記から推測できることは
・意味のあるコメントは5月までに全て言われる
(※後述しますが、結論としてはこの表現は不正確でした。)
・コメントは9種類である
・コメントが言われない可能性があるのは5月までに入厩OKが出る馬だけである
また、意味のあるコメントを言われる基準に達していなかった時に言われる
意味の無いコメント(3種)も固定されているのか?
という疑問についての検証が一番下の部分になります。
5月までに言われる意味の無いコメントを種類ごとにカウントしてみました
言われる回数がバラバラだったので、どうやら用を為さないようです。
固定されているのであれば、言われなかったコメントが何なのかを推測できたかもしれませんが…今回はハズレ。
続いての検証
おまけと書いてありますが、興味深い結果が出ています。
■表の左側
「月ごとではなく、コメントをチェックした回数に応じた抽選の可能性は無いか?」
結果は、
6月からチェックを開始すると、6月以降もコメントが発生する
ということになりました。
つまり、毎月1週目を9回チェックすることでコメントを全て確認できる
ということになります。
言い方を変えると、間違えて週送りをしてしまっても、チェックする機会を9回確保できれば
コメントを見逃すことは無いということを表すことにもなるでしょうか。
■表の右側
「所有馬の画面には言ったが、コメントを見なかった場合はどうなるか?」
ちょっと分かりづらいですが、Cの馬だけ1歳9月から毎月コメントをチェックし、
残りの馬は6月からコメントをチェックしてみました。
結果は、
所有馬画面まで行っても、当該馬のコメントを確認しなければ確認したというカウントがされない
ということになりました。
何頭かいるうちの1頭だけ、うっかりコメントチェックせずに月送りしてしまった場合
その馬は6月までチェックすれば全コメントをチェックできるということになりますね。
結論をまとめると、
「その馬のコメントを全て確認するためには、各月1週目のコメントを9回(9か月分)チェックできれば良い」
という感じかと思います。
今回の検証は以上です。
今回は偶然かもしれませんが、5月以降に限定するという条件で出たコメントはありませんでしたので
もしかしたら前作までにあった、2歳4月以降の自然成長は無くなっている可能性もありますね。
(その代わりが施設による初期値アップ?)
コメントについて②
今作はコメントがランダムで、
かつ意味のあるコメントは1歳9月以降の各月の初週のみされる
という仕様に変更になっているようです。
コメントの内容としては
①スピード
②スタミナ
③勝負根性
④落ち着き
⑤気性難
⑥早熟/晩成
⑦父似/母似
⑧パワー
⑨回復力〇/×
⑩脚元〇/×
このくらいでしょうか。
落ち着きと気性難は表裏一体にされてるかもしれません(過去作では確か別でした。)
過去作では
・晩成では落ち着きコメントは出ない
・牡馬は母似コメントは出ない、牝馬は父似コメントは出ない
・回復力×の馬は早熟コメントは出ない
などのルールがありましたが、今作ではこれらも出るようになっているようです。
(落ち着きはもしかしたら施設の効果かもしれませんが、詳細は未確認です。)
また、コメントの組み合わせも馬によってランダムなようで、
例えば同じ週にスピードを言われた2頭の馬が、それぞれ別の週に勝負根性コメントを言われる、という事象も確認しています。
ただし、同じコメントを2回言われることは無いようです。
また、あらかじめコピーしておいたデータでやり直すとコメントタイミングが変わります。
その結果、同じコメントが出たり出なかったりするので、全てのコメントをいつも確認できるわけではないことは確かだと思われます。
ここで気になる点は、コメント機会に対してコメント種類が多いという点です。
例として
スピード、スタミナ、勝負根性、落ち着き、早熟、回復〇、脚部〇、父似、4月入厩OK
と言う素質を持った馬がいた場合、
コメント機会は9月、10月、11月、12月、1月、2月、3月の7回に対して
コメントは8種ですので、毎週コメントを言われたとしても全てのコメントを確認できないということになります。
仮にVTRによるコメント固定のようなことができたとしても、これは解決は難しそうですね。
以下、コメントの仕組みに関する仮説を立ててみたいと思います。
■仮説①
1歳9月~2歳12月までの16回のコメント機会に対し、
10種類のコメントのタイミングが割り振られる
⇒早熟の場合、半数近くのコメントが消失してしまうことになる。
体感的にはこれは無いかな…?という印象
前述のように父似・母似コメントのルールが無くなっているので
早熟馬が父似・母似コメントを言われる確率を取ってみると何か分かるかも。
■仮説②
1歳9月~2歳6月までの10回のコメント機会に対し
10種類のコメントのタイミングが割り振られる
⇒7月以降入厩の馬は全てのコメントが確認できることになり、
7月以降は意味のあるコメントがされなくなることになる。
これが一番理にかなってる気がしますが、
8月に意味のあるコメントを見たような気もします。
確実に「見た」という確信が無いのでまだ保留。
晩成でコメントチェックを繰り返せばすぐ分かりそうですがまだやってないです。
■仮説③
各月に確率でコメントが付与される
例えばSP、根性、落ち着き、父似の素質馬の場合
SP10%、根性10%、落ち着き10%、父似10%、順調60%といった具合で
毎月抽選され、当選したコメントの確率持分は順調に振り替えられる。
⇒コメントが10種類なので偶然にも?ちょうど100%になる
この場合、晩成3歳1月入厩OK(今作あるか分かりませんが)でも
全コメントを言われない可能性あり。
体感的に、後になるほどコメントが出にくくなる印象があるので
その意味ではこれが近いかな
■仮説④
その他
一定の値に達した時にコメントされるなどの条件を付けたり
コメントを見に行った時点で判定を行ったり
もっと複雑にされている
こんなところでしょうか…
①か②だと比較的望みがありそうなんですが
③か④なような予感がしています。
コメントについて①
最強馬生産で馬の能力を測定するために
最も簡単かつ重要なのが「コメントの有無」ですよね。
過去作からの流れとして、
基本情報は2歳1月(または1歳9月)から毎週、
特定のコメントはある程度出るタイミングが決まっていた
(例1/1スピードなら1/2は根性、1/3は落ち着き、1/4はスタミナ、など)
ものが、GBAからランダムに変更されました。
当時はVTRで固定するという方法がありましたが
今作これに類する方法があるかはまだ確認できていません。
要するに、少なくとも現段階では基準に達しているコメントが出るか出ないかも含めて完全にランダムという状態です。
また、コメント固定があった時期は、それである程度能力が推測でき、
(1/1SPならKSP86or78or70or...など)
PSPなどは「しっかり」コメントで推測できるなどがありました。
今作はコメントもランダム、しっかりコメントも無いので
かなり探り探りの状態でやっています。
入厩OKコメントが出ないと入厩できないようにもなっているので、
放牧チェックも無理でしょう。
ちなみに、スピードコメントは私の知識範囲では、
スピードの現在値が35以上
で出ると記憶していますが、DSからこれが45以上に変更されている?との情報を得ています。
1歳1月~1歳8月の間に出る「バネがある」コメントは
SP,ST,根性,気性の上限が全て50以上で出る?というのが通説のようです。
どちらも情報ソースは未確認ですが、おそらくそうなんでしょう。知らんけど。
詳しくお知りの方は是非教えてください。
なお、今作品からの追加要素として、施設がありますが
今日ダビによると「初期値を上昇」させる効果があるということなので
「成長型が普通でスピードコメントが出たから70(80)以上確定」という従来通りの断定はできなそうです。
施設拡張した結果、どの程度初期値が上昇しているかが判明すればある程度は分かりそうですね。
スタミナコメントがあった馬を種牡馬入りさせて、種牡馬パラの距離適性上限が2200mだったので
なんとなくなるほどという実感は得ています。
(今のところ種牡馬パラの仕様は以前から変わっていないんじゃないかな、という予想です。)
配合理論について
ダビスタには、作品ごとに多少異なりますが種々の配合理論があります。
過去の作品では、この中でも各作品特有の必須の理論というのがある場合がありました。
64、GBAなら「見事」、「ゼル」
PSPなら「しっかり」 など
今回も必須の理論があるかもしれませんね。
今作は以前と比べて血統の幅がだいぶ狭まっているため、
「見事」の構築が難しく、これを必須の配合理論にもってきている可能性は低いかな?、と個人的には思います。
有力なのはやはり「凝った」でしょうか。まだあまり実感は得られていませんが、
「しっかり」と似た臭いがします。
そして最近のほぼ全ての作品に共通して重要なのは
やはり「ニトロ」と「繁殖牝馬の能力」でしょう。
「繁殖牝馬の能力」っていうのは理論でもなんでもないんですが
能力の高い馬を生産する為には、やはり能力の高い繁殖牝馬が必須だと思います。
基本的に繁殖牝馬の能力は高ければ高いほど良いですが、
所謂TSL(競走能力とは別の、繁殖牝馬としての能力の上限)は、
作品を重ねるごとに下がっていると思うので、
今作もPSPの時代同様、SP90-ST90くらいかな、と予想します。
根拠らしい根拠は無いですが、ゲーム内の最高額牝馬の能力がPSPの頃とだいたい同じくらいなので。
ただし、今作では、先ほども少し触れたように
血統の幅がだいぶ狭まっているという背景もあり、
「代を重ねるごとに詰め込めるニトロの数が極端に減る」という特徴があります。
そのため、高い能力の繁殖牝馬を用意するという一番単純かつ重要なことが
大変な難易度になっているかもしれません。
そのあたりについては、今後の動向に要注目ですね。
アップデートで過去の種牡馬が追加されたりすると
遊びの幅がぐんと広がって嬉しいですね。